業務の効率化にはもはや欠かせないITツールですが、予算の関係で導入が困難なこともありますよね。
今回の記事では、そんな場合に交付を受けられるかもしれないIT導入補助金についてご紹介します。2023年度の受付も開始されていますので、この記事を読んで申請を検討してみてはいかがでしょうか。
目次
IT導入補助金とは
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者に対するITツール導入を支援するための補助金です。2017年から開始されており、2023年で7回目となります。
IT導入補助金は以下の3枠から構成されています。このうち3番目のデジタル化基盤導入枠は、インボイス制度導入を見据えて、2022年度から導入された新しい枠となっています。
2.セキュリティ対策推進枠
3.デジタル化基盤導入枠
建設業においてITツールを活用できる場面として、設計計画、工程管理、顧客情報などが挙げられます。
したがって、建設業界の企業は1. 通常枠 もしくは 3. デジタル化基盤導入枠 に申請する場合が多いと考えられます。
建設業の場合
建設業では、以下の2つの一方を満たす中小企業が補助対象者となっています。
・従業員(常勤)規模:300人以下
これ以外でも、補助対象者となる詳細な条件は事前に公式サイトから確認しておくようにしましょう。
どうやって申請するの?
申請の流れ
IT導入補助金を申請してから受け取るまでの流れは、大きく3ステップに分けることができます。 (詳細は公式サイトにて確認することを推奨します)
画像引用:IT導入補助金2023 | 申請・手続きフロー2.IT導入支援事業者と商談を進め、共同で事業計画の作成・申請を行う。
3.交付決定通知を受けた後にITツールの発注・契約・支払いを行うことで、補助金が交付される。
このように、ITツール導入によって補助金を受け取るには、申請時点でどの会社のどのツールを使用するかを決定し申告する必要があります。また、ITツールを提供する会社が、補助金事業から認可を受けている必要があります。
さらに、交付決定通知を受ける前にITツールを導入した場合、補助金を受け取ることができない点に注意してください。
スケジュール
2023年度の申請開始日は以下のようになっています。
・交付申請期間:2023年3月28日(火)受付開始
締切時期は現時点で確定されていないですが、下記のように予定されているようです。
・デジタル化基盤導入枠 1次締切:4月下旬 2次締切:5月中旬 3次締切:6月上旬
詳細は公式サイトをご確認ください。
最後に
今回の記事では中小企業向けのITツール導入補助金についてご紹介しました。業務課題に対して適切なITツールを導入することで、業務フロー全体の効率化が実現されると良いですね。