今回は大型家電の現場調査において、注意したい点と業務効率化に必要なことをまとめました。
家電設置前の現場調査(現地調査)の手順
設置前に現場調査(現場確認)が必要な家電
家電量販店によって対応可能なものは異なりますが、お客様が一人で運搬、設置が難しい家電が対象とされていることが多いです。例としては、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、食器洗い乾燥機、BS用のアンテナ、組み立てが必要なベッドなどです。
商品の費用と配送と設置費用が別の場合は、配送・設置費用を正確に見積るためにも大切な作業となります。
現場調査の手順
家電配送、設置における、現場調査の手順と注意点を解説していきます。01.運搬経路の確保
大型の家電の場合は、スムーズな運搬をするための経路を確保することが大切です。例えば、家電が問題なく運搬できるか、下記の場所を確かめます。
- ・トラックを停車する場所
- ・設置場所まで運ぶ際に、通過が必要な門、扉など
02.設置場所の確認
設置する家電の場所を確認します。家電の種類によっては、設置場所によっては設置できない場合もありますので、注意が必要です。
03.配線や水道の確認
家電には、電気や水道が必要なものが多いです。そのため、配線や水道が確保されているかを確認します。
配線や水道の状態によっては、追加工事が必要となる場合もあります。
04.壁面の確認
家電を設置する場所の壁面も重要な要素の一つです。壁面が傾いていたり、強度に問題がある場合は、安定した設置が出来ません。
そのため、壁面の状態も確認しましょう。
家電設置時の現場調査で業務効率化のために出来ること
現場調査時に得られた情報をもとに、見積を作成したり、実際の設置工事をしていくわけですが、調査をする人と、見積を作成する人、設置工事をする人が、必ずしも同じ人であることは少ないため、正確な情報の記録、共有が必要になります。
出来るだけ、二度手間にならないようにする=業務効率化をする ためにはどうしたらよいでのしょうか。
情報共有の徹底
現場調査の際には、複数の作業員が関わることがあります。
そのため、情報共有を徹底することが必要です。
例えば、設置予定の家電のサイズや重量、設置場所など、情報を共有しておくことで、作業員間でのコミュニケーションミスを防ぐことができます。
ツールの活用
現場調査の際には、測量や図面作成などの作業が必要になることがあります。このような作業において、ツールの活用が効果的です。
例えば、スマートフォンやタブレットを利用して、測量や図面作成を行うことができます。
また、現場調査アプリ「GNECHO」を利用することで、現場での情報共有や報告書の作成がスムーズに行えます。
作業プロセスの見直し
現場調査において、作業の流れを見直すことも業務効率化につながります。例えば、設置予定の家電を事前に配送し、現地に持ち込まずに済むようにすることで、作業員の移動時間を短縮することができます。
また、複数の作業員が関わる場合には、各作業員の担当箇所を明確にし、作業の並列化を図ることも重要です。