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2022 04/18 (Mon)
05_現場調査ノウハウ

【リフォーム現調シリーズ】第1弾:現場調査の心構えと道具の基本

建設業界で働く人なら必ず関わる現場調査、略して「現調」。

現調とは、リフォームの希望や要望に対して、それが実現可能か(設置可否)、追加工事は必要かなどを、事前に下見や調査をして現場の状態を確認することです。

一口に現調と言っても、トイレや屋根、窓や床など、場所によって注意して見ておくべき点が異なります。現場で正確に手際よく調査することで、現調の回数を減らして作業の効率化を図りましょう!

リフォーム現調シリーズでは、基本的なことから役に立つヒントまで、数回にわたってご紹介します。今回は第一弾!心構えから、必要な道具についてお伝えします。

お客様への対応と心構え

リフォームの現調は、「いま」お客様が住んでいる場所を事細かにみることになります。

オープンなご家庭もあれば、他人を家に入れることすら躊躇するご家庭もあります。

特に後者の場合、現調というリフォームの初期段階で不安感・不信感を持たれてしまうと、「他人を家に入ってくるはちょっと….」という気持ちがより強くなり、今後の工事の進行はもちろん、「建設業界」との信頼関係に大きく影響してしまうかもしれません。

お客様にが安心してリフォームを進められるように、お客様対応とそれに付随する心構えについて知っておきましょう。

挨拶と自己紹介をしっかりすること

リフォーム工事はご家族で住んでいる家に他人が上がりこみ、対象箇所の隅から隅まで見ることになります。まったく知らない他人が家をジロジロ見ていたら嫌ですよね。

だからこそ、元気な挨拶と自己紹介は必須です!自分が何者なのか、相手に知ってもらうことから始めましょう。

お声がけをすること

他人が我が物顔で家を好き勝手に動いていてはお客様も良い気持ちになりません。

自分がいまからどの部分を調査するのか、どの棚を動かすのか、など、なるべくお声掛けしましょう。

お客様の話をしっかり聞くこと

現調で重要なのは、家自体を調査することだけでなく、お客様自身の話にも耳を傾けることが必要とされます。たとえば、その場所の普段の使い方であったり、家族構成、なにがどこにあるのか、など、工事をした後にお客様が気持ちよく使えるように準備をする必要があります。調査をしながらお客様とコミュニケーションを取りましょう。

記録をしっかりとること

現場調査で得られたデータはしっかりと記録として保管し、工事に反映させましょう。現調がテキトーだと、何回も現場に確認に行く必要が出てきます。あまりにも多いと工数の無駄になりますし、お客様からも不信感を持たれてしまうでしょう。

今回はこの4点を上げてみました!

他にも「こういう風にするとお客様とのコミュニケーションがうまくいく」「これは失敗した」などの体験があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

必要な道具

現調で使う道具は基本的に以下の7つです。

①スマホ

スマホは現調でとっても活躍するアイテムです!

カメラの代わりに使ってもよし、設置されている物品の検索に使ってもよし、メモに使ってもよし。万能です。スマホがあれば現場調査を補助するためのアプリ、

GENCHOも使えるので調査箇所の抜け漏れが減るでしょう。

②メジャー(コンベックス)

室内を計測するために使用します。長さは最低でも4~5メートルあった方がいいと思います。幅広タイプはへたりにくいので使いやすいのですが、場所によっては入らないこともあるので、細身のものも必要になります。

③脚立

天井裏やエアコンの設置箇所など、高いところを確認するために使用します。できれば足元カバーも付けておくと床などに傷を付けるのを防げます。

④方眼紙を挟んだバインダー

間取りや簡単なパースを書いたり、寸法を記入したりするのに活用します。

⑤レーザー距離計

居室間の長い寸法を測るのに便利です。室内の計測の場合は20m位の測定ができるもので問題ありません。

⑥ヘッドライト

普通のライトでも大丈夫です!

調べる場所は天井裏やバックヤード、床下などの暗い場所も含まれます。設備配管やダクトの経路、電気配線などを正確に把握しておくことで、その後の工事計画を決めやすくなります。

⑦ドライバー

ビス止めされている点検口を見るのに役立ちます。プラスとマイナス、どちらも持っていくと良いでしょう。

次にできれば持っていきたいもの、持っていると便利なものをご紹介します。

簡易手袋や靴下/スリッパ

物件や現調をする場所によっては埃や汚れなどが多いことがあります。汚れがあるところはなるべく手袋を使いましょう。床の汚れが靴下に付くこともあるので、替えをもっていくのもいいかもしれません。スリッパも足の汚れを防ぐために使えます。

毛布

毛布は道具を置くときに使います。既存の住宅や物を汚したり傷つけたりしないよう、道具置き場には毛布などのやわらかい敷物を敷いておくのが吉です。

手鏡

手鏡は頭が入らない所や直接目視できない裏側などの確認に使えます。スマホなどで代用できることもありますが、持っておくといざという時に使えます。

お掃除グッズ

また、調査後にはお掃除グッズで現調中に出てしまった埃や汚れを掃除をするのが吉です。念のため持っていきましょう。

全部持っていくとなかなかの大荷物になってしまうかもしれませんので、案件ごと、自分のスタイルごとにピックアップして見てください!

ほかにも便利な道具があると思います。こちらも合わせて教えていただけるとみんなの役に立ちますのでぜひ、シェアしてください。

さいごに/お知らせ

さて、今回はお客様への対応と心構えと道具の紹介でした!

次週からは具体的な現調について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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